2013年09月06日

お直し名人が語る直しの美学『服直し』

服直し (ワールド・ムック1008)服直し (ワールド・ムック1008)

ワールドフォトプレス 2013-08-27
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 大量生産大量消費はファストファッションによって行き着くところまで 行ったという感じですが、最近はそのカウンターとしてエシカル、エコ、 リサイクルといったキーワードをよく目にするようになりました。

 ファッション関係の書籍でも、好きな服を長く着用するためのメンテナンス本や 愛着のある服を再利用するリフォーム本が何冊も出ており、 本書『服直し』もそんなファスト消費の流れに抗う一冊と言えるかと思います。

 「直しの力」のコーナーではペンドルトンの毛布を採寸、型紙作成、 仮縫い付きでコートにしたり、イーストウエストのアドラーのサイズ ダウンでは各パーツをバラし、サイズバランスのためにポケットフラップまで削っていたり。 直しっていうレベルじゃねぇぞ! というBEFORE⇒AFTERが多数紹介されております。

 このBEFORE⇒AFTERも面白いのですが、本書で特筆すべき点はそこではなく、 お直し屋の職人に目を向けインタビューを行っているところ。 華やかなデザイナーのインタビューを見る機会は多いですが、 裏方のお直し職人のインタビューは珍しいと思います。 印象的だった言葉をいつくか抜粋して紹介すると。

「彼らの技術のスゴさというのはまだ世の中の認知としては低いですよ。 ですから、マイスターの称号を持てるような制度的な裏付けが欲しいですね(be-FRESH)」

「昔は必然性のある直しが中心でしたが、今は趣味的な直しと言うか。 直すこと自体が面白いっていう時代になっていると思います。特に男性は。 (コーダ洋服工房)」

「自動車の場合は、次々と新しいモノに乗り換えていく人と、好きな車、 いい車を大事に乗り続ける人がいますよね。洋服にもそういう文化が 育っても良いと思うのです(SARTO)」

「直しの場合は、まず解くことから始まります。100という完成品を10とか5とかのパーツにし、 その5というパーツは3+2なのか、4+1なのかを理解したうえで、 手を加えて復元するワケです。作るのとは別の難しさがあるんですよ(コーダ洋服工房)」

 本書は取り上げられているお直し屋が少ないのが残念な点ですが、 その分各ショップの個性や哲学が掘り下げられていますので、 直しに出すときの参考にしてみては。

posted by dale at 23:36 | Comment(1) | TrackBack(0) | 書評・オススメのムック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2013年07月25日

markaのTROUSERS TAPERED CHINO



 各ショップ秋冬モノがボチボチ入荷しておりますが、more sale(final sale)でも 結構いいのがまだ残っております。例えばこのマーカのチノパン。ブランドタグに日の丸を 使うほど日本製にこだわりのあるブランド。生地に適度な厚みもあるので秋も十分使えますし、 チノパンなので汎用性は抜群です。お値段19,950円⇒11,400円(送料込)。お買い得ですね。

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2013年06月27日

メンクラ編集長トガッチが指南『デキる男の正解美容 誰も教えてくれなかった基本ルール70』

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戸賀 敬城

講談社 2013-04-09
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 「美貌男」という言葉を作ったり、年に一度「美貌男コスメ大賞」という企画を実地したり、 男性ファッション誌でもっとも美容に力を入れているメンズクラブの名物編集長・戸賀敬城氏 (以下トガッチ)が美容本を講談社から出しました。ハースト婦人画報社ではなく講談社です。 大事なことなので二回言いました(笑)

 ただならぬメンズビューティーへのこだわりに加え、サンローランのジョニー(ヒールブーツ)推しの 時から私の中ではナルシストかゲイかのイメージしかないのですが(かつてのメンクラは 硬派なアメトラ雑誌だったのでなおさらそう感じる)、美容評論家でも、 美容オタクでも、ゲイでもないと皆が抱くそのイメージを否定した上で、 男のくせに美容うんぬんと偏見を持たず敬遠しないで欲しいと冒頭で語っています。

“相手に不快感を与えない身だしなみ″それが僕の考えるメンズビューティーだから。 例えば。「あの人、鼻毛出ているけど、カッコいいよね」とか、「足が臭いんだけど、 ファッションセンスいいよね」なんて会話成立するか?当然だけど、僕は思わない。 「〇〇だけど」がつく会話なんて、プラスな見方はあってもマイナスに導くだけじゃないか。 逆だってそう。「カッコいいけど、鼻毛が出ている」「ファッションセンスはいいけど、 足が臭い」どうだろう?笑いモノだよ。男のビューティーって、そういうディテールへの気配りなんじゃないかな。

「神は細部に宿る」。うんちく系ファッションの男性が好む言葉ですが、 服のディテールの前に自分のディテールにこだわるべきというのは至極まっとうな意見ですよね。 耳が痛いです・・・。

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posted by dale at 23:25 | Comment(1) | TrackBack(0) | 書評・オススメのムック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする