2013年06月21日

ポロシャツのタックインはあり?なし?クールビズスタイルを考える

L1212.jpg
ラコステL1212フランス製

 ファッションの着こなし議論で「欧米では〜」「本来は〜」というクラシック派と 「昔ではなく今でしょ!」「ここは日本だから〜」のモダン派の対立がしばしば見られます。 ポロシャツのタックイン問題もその中の1つ。先日も「 ポロシャツの着こなし方:誰が着ても絶対似合うクールビズコーデ10選」が話題になったばかり。

 「ケースバイケース」、「ジャストサイズが基本」、「清潔感・きちんと感が大切」と 何だかよくわからないポロシャツの着こなしですが、ただいまクールビズ真っ最中ですので、 この機会にもう少し具体的に考えてみることにしました。

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posted by dale at 21:29 | Comment(18) | TrackBack(0) | オシャレと価値観 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2013年03月19日

「裏原系が終わったのはいつなのか?」の余談

 「モードとは起源のない出現である」。ボードリヤールの言葉です。 ブームの始まりと終わりの時期を明確に出すのは無理があるのですが、 一応、前フリに対し投げっぱなしにするのもアレなので2006年と結論付けてみました。

 好きなブランドによって見方も変わってくるので見解は人それぞれで良いと思っており、 当時を懐かしんでもらえればと面白おかしく書いたのですが、 それが予想以上に拡散されていきましたので、ちょこちょこ加筆し修正を加えたりしております。 何かの参考になればと。

 元記事で省いたポイントを上げると、裏原系に対抗してギャル男から「裏渋系」が発生し、 JR柏駅東口で「裏カシ系」なるものが流行り(ネクサスセブンが台頭)、 そのネクサスセブン、ノンネイティブ、グッドイナフなどを取り扱った「時しらず」という セレクトショップの隆盛と閉店。これらも裏原関係です。

 他に、フラボアのサルエルとサロン系、廃れた代官山、裏原世代の受け皿となった中目黒系のショップ、 ここ数年盛り上がりつつある?奥原宿エリアなども裏原を語るうえでポイントになってきます。 ただこのあたりの話も盛り込むと、時しらずって裏原!?代官山の変遷は? 中目黒系って何?と話に収集がつかなくなりボリュームも増えますので削りました。

 私の見解では、裏原ブームは97年、00年、03年、06年、09年と3年ごとに節目がきており、 イノベーターは「裏原系」とブームに名前が付けられた97年、アーリーアダプターは 世紀が変わった00年、アーリーマジョリティはシーンのモード化が顕著になってきた03年、 レイトマジョリティはスキニーブーム(スト系シルエットの終わり)の06年、 ラガードはナンバーナインが解散した09年に裏原ブームは終わったと主張するのでは ないかと考えています。

 元記事はその山の稜線を歩いたようなもので、まだまだ別ルートによる見解もあると思いますので、 他の人の意見も読んでみたいところではありますが、 せっかくなのでもう少しだけ触れておきます。

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posted by dale at 22:19 | Comment(1) | TrackBack(0) | オシャレと価値観 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2013年03月13日

裏原系が終わったのはいつなのか?トレンドの流れを俯瞰し検証する

「裏原宿系ブランド」の終焉:日経ビジネスオンライン

2月20日に2社は破産手続きの開始決定を受けているので、完全に倒産したということになる。 今回の事態を受けて、ファッション関係者の多くは「やはり裏原宿系はダメになった」との 認識を強くしたのではないか。

 1990年代後半から、ストリート、ヒップホップなどのテイストを打ち出したブランドが「裏原宿系」として人気を得た。 しかし、2000年代半ば以降に失速してしまった。それでも約10年もの命脈を持ち得たのは、 比較的長かったと評価してもよいかもしれない。


 スワッガー倒産のニュースから裏原系は終わったと書かれているのが上記の記事です。「やはり裏原宿系はダメになった」とありますが、 裏原系の人気が今まで続いていたかのような認識で驚きました。

 そもそもスワッガーは恵比寿系であり(ストリート・ヒップホップ色が強い≒恵比寿系)、裏原(恵比寿系含む)ブームが終わった後はストリート系に吸収されていきました。そしてその裏原系はとっくの昔に死語になっているのです。

 裏原系ブームが始まったと言われるのは97年が定説です。藤原ヒロシのグッドイナフが90年、ノーウェアのオープンが93年、ネイバーフッドが94年なので90年代前半から裏原系はスタートしておりますが、 渋カジやストリートブームにより原宿にスニーカーショップ、古着屋、雑貨屋などが次々とオープン、そのカルチャーをベースに古着をポップにアレンジした裏原系ブランドが続いたという流れが一般的な見方でしょうか。

 そのブームがいつ終わったのか。それについて明確に記している資料はあまり見ないのですが、 『族の系譜学―ユース・サブカルチャーズの戦後史』では 「その高揚が世紀を跨ぐことはなかったのである」と90年代いっぱいのブームだと述べております。

 これで終わってもよいのですが、今回はせっかくなのでもう少し広い枠で裏原系を捉え、 スワッガーが台頭してきた2001年から倒産する2013年までのトレンドの流れを俯瞰し、いつ裏原系が終焉を迎えたのか、検証したいと思います。ではさっそく裏原系に関係ありそうなトピックを簡単にまとめてみました。

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posted by dale at 21:32 | Comment(2) | TrackBack(0) | オシャレと価値観 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする