2016年03月24日

論争再び?帰ってきたボーダーモテない論、InRed4月号

ボーダー女.jpg
ボーダーは本命感が出るのでむしろモテるんです!と力説

 2011年ゲッター飯田の『ボーダーを着る女は、95%モテない!』という本が火種となり 勃発したボーダーモテる・モテない論争。この美味しいネタを女性誌は総スルーし、 JJだけが「ボーダーを着る女のコは95%モテる」と 反論した事件というかという出来事がありました。

 それから5年。今度はInRedが「ボーダーの女はモテないは嘘!」と20ページにわたる特集を組んでおります。 狙ったかのように5年後とか帰ってきたウルトラマンか!と突っ込まずにはいられないのですが、 モテボーダーの選び方、ボーダーの罠の抜け出し方、太ピッチと細ピッチの使い分け、 ボーダーにコンプレックスを持つ35歳世代説などいろんな角度から検証しており、 今度こそ八つ裂き光輪でボーダーモテない論を滅してやろうという熱意を感じます。


■ボーダーがモテないのは「女らしさ」を感じないから

縞のミステリー

 ボーダーはヨーロッパでは反社会的な記号を持ち(悪魔の布)であり、 イスラムではアラーの精神に近づく模様であり、 2次元では白×水色がパンツの定番柄になっておりますが、 一般的にボーダーにこれらのイメージを持つ人はあまりいないでしょう。

 なぜボーダーがモテないかについて5年前に私はこんなことを書いておりました。

皆さんボーダーと言えばどんなファッションを思い浮かべますか?おそらくバスクシャツ(ナヴァル)とラガーシャツではないでしょうか。 ナヴァルはフランス海軍の制服であり、ラガーシャツはラグビーのユニフォームです。 水兵とラガーマン。 きっと体格のよい男性を想像したはずです。つまりボーダーは男っぽいと感じさせるアイテムだと思うのです。

ボーダーはカジュアル色が強くその出自的にもあまり「女らしさ」を感じさせないアイテムであり、 その点がモテないと言われている理由ではないかという話です。 「素朴」だとか「生活感が出る」とかも突き詰めると女らしさがどうかという点に 行き着くかと思います。

 それ故に、女性誌ではボディラインの出るニット素材を選べ、オフショルダーでデコルテを見せろ、 女らしいコンサバ系で全体をまとめろといった感じで女度をあげる着こなしをよく提案しているのですね。 このあたりの話は女性誌で繰り返しやっているのでもう定説レベルでしょう。


■ボーダーがモテないのはめんどくさいサブカル女子のイメージがあるから?

オリーブの罠 (講談社現代新書)

 今回ボーダーモテない論でサブカルに強い宝島社ならではというか、 新しい視点として提示されていたのが「ボーダー女子=サブカル女子=モテない」説です。

90年代に青春を送った男性たちにとって、ボーダーを着ている女子にどこかサブカルっぽい イメージを持っているという人は多いと思うんです。 サブカル女子はメインカルチャーが好きな男性には『めんどくさそう』とか 『自分には理解しにくい』と思われがちで、勝手に敬遠されてしまうんですよね。

90年代のサブカル女子は「オリーブ少女」であり、そのファッションはフレンチカジュアルの「リセエンヌ」であり、 代表的なアイテムがボーダーのバスクシャツ、そして頭にはベレー帽というスタイルです。 この「オリーブ少女」を生み出した雑誌『Olive』は当時非モテ雑誌という位置付けだったようで、 故にボーダーはモテないという理屈です。

 言わんとすることはわかりますけど、未だに女性のボーダースタイルに 「オリーブ少女」の幻影を見る男性って多いのでしょうか? 「そんな奴おれへんやろ〜」私のゴーストがだみ声で囁くのですが、 90年代に青春を送った男性の皆様、実際のところどうですか? ボーダーの女性を見て脳裏に「オリーブ少女」がちらつきます?


■ボーダーには「ミニマリスト」のイメージが

フランス人は10着しか服を持たない~パリで学んだ“暮らしの質

 ボーダーを着ている女性にサブカルのイメージを持っている男性がどれだけいるかは置いておき、 ボーダーは今だと、バスクシャツ⇒フレンチカジュアル⇒フランス人のファッション⇒ ベストセラー『フランス人は10着しか服を持たない』⇒「ミニマリスト」という 連想ゲームの方が「オリーブ少女」よりまだありえる話ではないでしょうか?

 丈夫で着る度に体に馴染んでいくバスクシャツは「ミニマリスト」の定番アイテムです。 一枚でも長く着用でき秋冬はインナーに使うことでアクセントにもなります。 実際に「ミニマリスト」のブログを読むと高確率でそのワードローブに出てくるので、 ボーダーは「オリーブ少女」の制服から「ミニマリスト」の制服へと私の中では情報が更新されました。

 思うに、「オリーブ少女」⇒「ナチュラル系(クウネル、リンネル、ナチュリラ等)」⇒ 「ミニマリスト」という変遷をたどっているパターンも多いのでは?

 こう考えているのはきっと私だけではないと思いますので、このまま順調に「ミニマリスト」が増えますと、 ボーダーモテない論が「ミニマリスト」に飛び火するのではないか?と見ております。 InRedには「オリーブ少女」で終わらずそこまで突っ込んでほしかったなと。

 そんなわけで、男性たちは「ミニマリスト」をどう思っているのか? もたないとされる「ミニマリスト」はモテるのか? 「ミニマリスト」のファッション遍歴はどうなっているのか? 気になるので女性誌はそのあたりの特集を組んでほしい。どうぞよろしくお願いいたします。



posted by dale at 22:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | 女性誌ウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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